語りえぬものについては、沈黙しなければならない

19世紀のオーストリアで生を受けた世界的また私個人的にも偉人である哲学者がいる。

タイトルになっているのは彼の言った名言であり、聞いたこともあるかもしれない。

その名は、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインだ。

 

イギリスの名門ケンブリッジ大学で哲学を学んだのち、教授として多大なる業績を残した。

 

上にある名言は彼の代表作である"論理哲学論考"から来たものであり、"思考の限界は言語においてのみ引かれる"というウィトゲシュタインの考えを発展させたものである。

そのため、多くの人が名言の意味を

"思考可な領域のみで議論しようと説き、「りえぬもの(思考の限界の外側)に対しては沈黙せよ」"

 と考えてる。

しかし、実際には

"語られぬものの方がはるかに多く、神秘的なのである" 

 という意味である。

 

哲学者としても、人生の成功があった一方で、彼の人生は順風満帆ではなかった。
彼の家系は自殺やうつ病などを患う者が多くいて、ウィトゲンシュタイン自身も抑うつ的な兆候があった。
ある研究者はウィトゲンシュタインアスペルガー症候群であったという。

 

ケンブリッジ大学で哲学者として「論理哲学論考」を出版したのち、ウィトゲンシュタインは小学校教師になりましたが、生徒への虐待疑惑などがかけられ、最終的に辞職している。

 

引用元:http://goodluckjapan.com/iq/